Tag Marks : SI産業

このような言葉が流通する背景として旧来の長期雇用慣行に基づく社員間の信頼関係が希薄化し、より表層の関係で仕事を進めることが当然視されるようになった20年ほどの歴史があり、その期間の中で勃興した産業であるIT業の中で許容された「他人同士で一定の仕事時間を過ごすこと」の言語化なのだろうと思います。 長くなるとアレなので言い切っておくと、私は「先生」という敬称で呼び合っている人を見るのは好きではない。本当の信頼関係を結ぶ気がないサインに見えるから。という話でした。

長期的な信頼関係を結ぶ気がない(しかも、その事に無自覚)という指摘。これ、分からない人には分からない感覚だろうと思います。

「様々なベンダーがプライベート・クラウド、すなわち社内に構築されたクラウド・コンピューティング環境のソリューションを発表している。だが、あまりに複雑でうんざりしている」

実際、エンタープライズ・システムの世界には「複雑性を商売のネタにする」習慣が根強いと思います。

無責任体制は、レガシー化を促進する。情報システムがビジネスの現状に合わなくなってきたのに、担当者が責任を負うのを恐れてやりすごす。引き継いだ担当者もまた先送り。この膿がたまって腐臭を放ち、いまにも弾けそうになった状態がレガシー化だ。無責任体制が存在できないようにするための特効薬はない。いわゆる官僚化を防ぎ、社員の士気、モラル向上を地道に目指すしかない。

努力すべきは「単価を上げる」ことではなくて、「単価を超越する」こと

単価、と言っている時点で発想が労働者ですよ、というお話。それができる少数派になれるかどうか。

景気が悪化していることは情報サービス産業全体にとって悪い兆候だが、業界に新風を吹き込もうとする挑戦者には追い風だ。無名でも志のある企業は優秀な人材を採りやすくなるし、これまでの事業モデルやビジネスプロセスでは立ち行かないユーザー企業も増える。経済的に背に腹が変えられなければこそ、角が立ってでも革新的かつ踏み込んだ提案が通る機会が増えるだろう。

小さい会社は、こういう観点を持たないとやっていけません。

実際にはPaaSを利用することで、SIビジネスの多くの付加価値が失われてしまわないだろうか。 単なるソフト開発だけなら、正確な意味ではSIではない。

開発・実行プラットフォームを押さえられてしまうと、SIerの価値はなくなるとの指摘。クラウド時代のSIer、という議論はもう出ているのかな?

米国のITサービス市場は、45 兆円の売り上げ、100 万人の国内技術者に加えオフショア、オンサイト併せて 50 万人の海外技術者、の計 150 万人を擁する規模である。これに対し、日本の IT サービス市場はいずれも米の 1/3 の規模である。海外への発注量(技術者構成比)で見れば、米では市場の1/3 がオフショア展開されているが、日本では1/10 に満たない。

米国ITサービス市場、国内100万人、海外50万人。人員の1/3がオフショア。特にインドと強いつながりがあり、「米印一体化」という言葉も出てくる。

クラウドコンピューティングではサービスを実行するマシンはGoogleやMicrosoftのサーバなので、マシンやネットワークは彼らが用意してくれるので、ネットワークやサーバーの設計・設置で利益を得ているSI事業者は大きな収益源を失うことになります。当然、SI事業者で働いているネットワークエンジニアはいらなくなります。また、データベースなどのミドルウェアもGoogleやMicrosoft側で用意されるので、データベースのインストール・チューニングの必要はありません。これらの業務はSI事業者の収益源だったのですが、当然、SI事業者で働いているデータベース担当のエンジニアは多くいらなくなります。結局、SI事業者に必要な業務はサービスを開発すること、既存のサービスを組み合わせて大きなサービスを作るということが中心になってしまうかも。

クラウドが流行ると、インフラやミドルウエアの専門職のニーズは激減しちゃうね、というお話をさらりと語る。一方、私はサービス開発への要求水準(企画力、品質、生産性、etc.)は高まるように思う。

コンピュータと付き合って40年,初めて利用側に回ってみると,眼から鱗が落ちるようなことばかり

この表現を素直に読めば情けない訳ですが、正直に告白できる分、まだ救いがあるとも思います。まず、どんなに厳しくても事実を認識することから、すべては始まるのではないかと。

縮小しつつある有望なビジネスチャンスを追いかける集団のトップに居座るより

さりげなく、いい事を言っていますね。

作り手側が語る場合「なるべく楽にお客様からお金を頂ける仕組み」を求めている場合が多いように思えるのです。

@habuakihiro このURLでコメントいただけるとは想定外でした(笑)。ある意味、ユーザーの気持ちが分からないでも商売になっていた訳ですね。それは、大きい目で見れば、ITの世界では売り手側が王様だったからだと思います。これから先は、必ずしもそうではない。売り手が王様になるには稀少で高付加価値なハイテクを極めないといけないし、お客様が王様なのであれば考え方ややり方を変える必要があると思います。

ITが実現する夢にはどんなものがあるのか、についても皆さんのご意見を聞きたい。特に、あまり語られてこなかったITの夢について書き込んもらえれば本当にありがたい。

@habuakihiro 「ITの夢」って、誰にとっての夢なのかが問題です。作り手側が語る場合「なるべく楽にお客様からお金を頂ける仕組み」を求めている場合が多いように思えるのです。

“日本的雇用慣行”はIT産業だけでなく,あらゆる産業に存在する。しかし,IT産業における技術革新と産業構造のスピードの変化により“日本的雇用慣行”の負の部分や矛盾が最も先鋭的な形で噴出している。“変われない日本”がIT産業にからみつき,ぬかるみのように足をすくう。

日本の産業界の変化の遅さが、IT産業で特に顕著に出る論。大手企業の変化の遅さのツケは下請けに回る。だが、大きな会社の変化の遅さは、リスクを取って先に変化するベンチャー企業にとってはチャンスに見える。少なくとも、私はそのように感じている。

ITゼネコンが没落したのは、最終製品(ソフトウェア)が官庁や銀行などのカスタム製品になっているため、最終財市場の競争がないことが最大の原因と考えられる。

SIには、最終成果物の競争はなく、それがSI産業の力を弱めているとする論。

オフショアリングを実施している場合は、国内のみの外注の場合に比べて、QCDすべてで否定的な回答率が高かった。

オフショア開発は難航する傾向。

サービス残業を「している」「どちらかといえばしている」と回答した人が全体の57.2%

サービス残業している人、57.2%。

月平均の就労時間が200時間を超える「長時間労働者」は全体の40.1%おり、「健全な水準とはいいがたい」としている。特に「インフラ構築」「運用構築」「コンサルティング」「プロジェクト管理」「運用」などに携わっている技術者は、長時間労働を行っている率が高いという。

40%が労働時間月200時間以上。

同調査は、ソフトウェア技術者の職場実態を調査することで、ソフトウェア産業が抱える課題を構造的に捕捉することを目的としているという。IPA ソフトウェア・エンジニアリング・センター(SEC)のダイレクトメール送信先と、Web調査会社の一般モニターを対象とした。有効回答数は2168。

IPA SECがエンタープライズ系ソフトウエア技術者の実態調査。回答数2168。

経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」の「情報サービス業」を見ると、産業が衰退している、というのは当てはまらないかな、と思います。

グラフあり。情報サービス産業の売り上げと雇用者数は順調に伸びている。

日本のソフトウエア産業衰退の原因は、産業構造の劣化にある。これは慢性病のようなもので、回復策は体力回復が重点でなければならず、時間が掛かる。

派遣ビジネスなど産業構造が劣化したことが、日本のソフトウエア産業を衰退させたとする論。その劣化は誰かが経済合理性を追求した結果のはずなのだが。合成の誤謬の一種?

私は過去10年、アメリカ人のチームともインド人のチームともイギリス人のチームとも仕事をしてきた。その私の経験上、多くの日本人技術チームの生産性は、同規模のアメリカ人チーム、インド人チーム、ヨーロッパチームよりもはるかに優秀だし、その品質も桁違いに高い。過去30年他の産業で顕著に示されている日本人の技能の優秀さは、この業種でもまったく同じなんだ

日本人のソフトウエア開発の能力は高い。日本のソフトウエア産業の国際競争力がない理由は、日本独自の商習慣である、という認識。

じゃあそこで自分はいったい何を競うのさ? それが技術でも何でもいいんだけどさ、プロとして突き詰めていくと、結局は誰かのお役に立つということで競うってことなんだよ。

他の誰かの役に立つことが、プロフェショナリズムの基本であるし、SIもそういう役割のはず。そこは正しいが、正しいことをできている会社がどれだけあるのだろうか、という疑問は尽きない。

これって、日本のソフトウエア業界にいる人、特にシステム・インテグレーション業界にいる人からみれば、違和感のある発言ですよ。SI業界は、過去に国際競争力を持たなかったし、これからも変えられないっていってるんだから。

SIなめんなよ、というお話。私は、国際競争力があるかどうかということより、目の前にいる顧客のためになることをやっているか否か、が大事だと思います。顧客と敵対関係になるようなSIは、どこか間違っています。

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