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『LHC』最高/最悪のシナリオ(3):「神の粒子」はどうなる? | WIRED VISION

Wired Science

深宇宙からDNAまで、最新の科学ニュースについて紹介する。

『LHC』最高/最悪のシナリオ(3):「神の粒子」はどうなる?

2008年9月12日

Alexis Madrigal

(2)から続く


『ALICE』検出器の一部。ビッグバン直後の瞬間を再現する実験で使用される。科学者たちは、宇宙創生の始まりに存在していた超高温状態のプラズマが、いかにして現在の世界で見られる素粒子にまで冷やされるのかを確認したいと考えている。ALICE実験では、1000人以上の科学者らが共同研究を行なっている。画像は別の英文記事より


8月22日、LHCのテストを見守る科学者たち。CERNには、7391人の科学者およびエンジニアがいる。画像は別の英文記事より

ヒッグス粒子

最高のシナリオ:素粒子物理学の標準理論は、あまりに何もかも隅々まで調べ尽くされているので、ちょっとひねった展開のほうが歓迎されそうだ。

『Cosmic Variance』のSean Carroll氏は、「ヒッグス粒子(素粒子に質量を与えると考えられている仮説上の粒子)か、少なくともヒッグス粒子に類似したものが存在することはほぼ確実」なので、ヒッグス粒子そのものではなく、それに類似した粒子が見つかることが最高のシナリオだと指摘している。[ヒッグス粒子は素粒子の標準模型の中で唯一未発見の粒子であり、その発見はLHCの最重要の目的のひとつといわれる]

これなら標準理論から大きくかけ離れるわけではないので、これまでの研究の価値が地に落ちるということもないし、加えて物理学に新境地が開かれる可能性がある。

最悪のシナリオ:ヒッグス粒子がついに確認される。確かに、LHCでヒッグスを発見できれば悪くはないが、それでは物理学者がすでに知っている多くのことを確認したにすぎず、科学の進歩には貢献していない。まったくつまらない結果だ。

一部には、LHCプロジェクトにとっての最悪のシナリオは、ヒッグス粒子が見つかって、しかもヒッグス粒子しか見つからないことかもしれない、と言っている科学者さえ存在する

[ヒッグス粒子は「神の粒子」とも呼ばれる。関連記事はこちら(日本語版記事)。英国の天体物理学者スティーヴン・ホーキング博士は9日、「LHCでヒッグス粒子が見つからないほうに100ドル賭けてもいい」と語ったと報道されている]

[日本語版:ガリレオ-天野美保/長谷 睦]

WIRED NEWS 原文(English)

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