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グーグルでバカになる?
2008-06-20
/
Media
今月の
The Atlantic
のカバーストーリーは、
ニコラス・カー
の
"Is Google Making Us Stupid?"
。内容はグーグルだけでなく、コンピュータやネットワークが人間の思考様式をどう変えるかという話だ。
読み書きは人間の本能ではなく、教育によって身につける能力なので、その過程は脳に影響を及ぼす。これまでは本や論文で長い文章を読むのが普通だったが、コンピュータによって画面を「ブラウズ」するようになり、情報が断片化している。またデータを忘れても、検索エンジンで入手できるようになったので、記憶力が減退する可能性がある。
こうした変化は、古くからあった。ソクラテスは、「文字に書くと、人々は内容を忘れてしまう」と書物を記さなかった。ホメロスの叙事詩もギリシャ悲劇も、暗誦して伝えられたものだ。韻文は、その記憶を容易にするための技法だった。グーテンベルクが活版印刷を実用化したとき、カトリック教会はそれを神の教えを広める技術として歓迎したが、印刷された聖書は教会による知識の独占を崩し、宗教改革や宗教戦争の原因となった。
コンピュータの普及によって、書物という大聖堂のように構築された形式はよけいなものになり、人々はデータベースの中から必要なものだけを取り出すようになった。長編映画よりも短いビデオクリップが見られるようになって作品としての自己完結性を失い、「ケータイ小説」は日本語としては読むに耐えない、感情的な言葉の断片だ。
インターネットで、かつて一部の人にしか入手できなかった情報が多くの人に共有されるようになったことは、大きな進歩だ。しかし記事がページカウントで序列化されると、ジャーナリズムが軽視され、新聞社は海外支局を縮小している。メディアがデータベース化すると、深い思想や芸術は表現しにくくなる。それは「コンピュータに知能をもたせて人間に近づける」というグーグルの理想とは逆に、人間の知能を平板化してコンピュータに近づけるかもしれない。
コメント (
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コメント
それこそ本当のあるべき時代。
(
GNJ_G頑張ろう_N日本の_J人材
)
2008-06-21 01:55:07
知識のストックがあるというだけで食えてきたエセ有識者が消えて、知を価値に変えられる真の意味での賢者の時代が来るということですね。エセ有識者ほど、知の共有を恐れるのです。
Unknown
(
菱海孫
)
2008-06-21 12:36:31
事物の背後には必ず思想があります。結果である形なすものと、動機である思想を本来は一体として受容すべきところを、漢字の輸入に始まる外来文明の受容を日本人は結果に大きく傾斜して行ない、これを無意識化してきました。或いは明治以降は和魂洋才の掛け声の下で正当化してきました。戦後、和魂洋才に代わるものとして民主主義があり、これを単なる大衆化に過ぎないものへの正当化の手段としてきました。知の断片化、知の平板化もこの傾向の中で正当化されていくと思います。手軽に使える知識に傾斜することへの後ろめたさ、歴史的な経緯から考えて日本人はこれを正視することが出来ないのではないでしょうか。
いうまでもないことだが・・・
(
池田信夫
)
2008-06-21 12:38:31
誤解があるようなので補足すると、コンピュータやインターネットが情報を広く利用可能にしたことがよくない、とは筆者も私もいっていない。知識の普及にはプラス・マイナスの両面があるといっているだけで、プラスのほうが大きいことは自明です。
コンピュータにたとえれば、検索エンジンのようなデータベースは「外部記憶装置」で、その拡張によって単純な暗記力は大した意味がなくなるでしょう。しかし情報がだれにでも利用可能になったことで、CPUと直結した「主記憶装置」の能力が問われるようになる。いちいち辞書を引いていては英会話ができないように、主記憶に入っているのと外部記憶に入っているのとでは意味が違います。だから教育も、ググればわかるような知識を教えるのはやめ、本質的な知識と思考力を育てるべきだと思います。
競争原理が新しい人間の知能を生み出す
(
伊藤
)
2008-06-21 12:55:49
>>深い思想や芸術
>>本質的な知識と思考力
現代人には、この抽象的な表現を自分の人生経験や性癖と結びつけ、自分にとって生き抜くのに最も有利な戦略を作り出す能力が不可欠になってくると思います。
Googleの出現で知識の単純な所有には意味が無くなりました。その代わりに、その知識に付加価値を与え世の中に発信・貢献する能力が問われる時代になると思います。適切な付加価値を知識に与えるためにはその知識が本質的か否かを判断する深い思考力が不可欠になります。
以上、抽象的な内容になってしまいましたが、言いたいことは、これからの時代は「全ての人々がモチベーションさえあれば過去の巨人達の肩に自由に登り世界を見渡し知識を広げる競争を行える」ことになると思います。自分はすばらしいことだと思います。
知識
(
ろうそく
)
2008-06-21 14:57:46
ネットで検索すれば大体の簡単な知識は手に入れられますが、それでも基本的なことは覚えていないと考えることができないんですよね。
体力の面でも、昔は歩いて本州を移動していたのだから、現代人は彼らよりも体力は劣化したのでしょうね。
そもそもですみません
(
Tです
)
2008-06-21 17:44:05
>コンピュータにたとえれば、検索エンジンのような
>データベースは「外部記憶装置」で、その拡張によ
>って単純な暗記力は大した意味がなくなるでしょう。
>しかし情報がだれにでも利用可能になったことで、
>CPUと直結した「主記憶装置」の能力が問われるように
>なる。いちいち辞書を引いていては英会話ができない
>ように、主記憶に入っているのと外部記憶に入って
>いるのとでは意味が違います。だから教育も、ググれば
>わかるような知識を教えるのはやめ、本質的な知識と
>思考力を育てるべきだと思います。
これは、ネットの時代でなくても以前からずっと繰り返されてきた台詞だと思います。
今の教育はググればわかるような知識を教えているのか否か、教えているとすれば、生徒等はググればそれだけで“今の教育”を受けたのと同じ効果を得られるのか否か、どうお考えでしょうか?
また、「本質的な知識と思考力」を育てることが、もしネットにおいて可能となったとするなら(例えば、グーグルがそういうサービスをコンピュータにより自動的に提供できる技術を開発したら)、それが教育と言えるか否か、どう考えられているのかな、ということも少し気になります。
今回の話題はいまいち趣旨がとらえきれませんでした。自身の勉強不足かもです・・・
グーグルはインフォメーションしか提供しない
(
江戸川アダモ
)
2008-06-21 22:06:43
個人的にはバカになるどころか、ネットが生活に入る前と後では、後のほうが確実に知性がアップしてますね。読書量も今の方が格段に増えています。理由は、誰かの書評が大半の下らない書物をフィルターにかけてくれるというのもありますが、その本に書かれた事について議論する場がネットにあることが大きいですね。自分の意見を表明しょうとすると、それについてちゃんとした理解が必要ですから。
これまで一般人は、マスメディアの垂れ流す恣意的な(あるいは単に下らない)情報セットをただ一方的に受け入れていました。出版物も学校でもそうです。その後遺症として、地球温暖化といい、農業自給率といい、従軍慰安婦といい…未だにメディアの洗脳から抜け切っていない人がたくさんいます。
ネット時代では情報が断片化し玉石混合になりますので、それらを精査してインテリジェントのレベルに昇華する能力が問われます。以前のように、ただ相手の言うことを無批判に受け入れるだけではダメです。その意味では、グーグルで人がバカになるのではなく、グーグルの出現によってバカか否かがはっきりする時代になったと言うべきではないでしょうか。
Unknown
(
TGB
)
2008-06-22 16:35:24
>グーグルの出現によってバカか否かがはっきりする時代になった
情報を知識に変換する理解力までは、ググッても分かりませんからね
コピペするだけなら猿でも出来るだろうし
バカにならないため? 自分専用の本棚を持つ
(
Sott
)
2008-06-23 11:24:19
従来から図書館と自分専用の本棚は必須である。
現状では検索キーワードからは断片的な知識しか得られないが、分野によっては、ここで読書ほどの時間を費やすことで圧倒的多数の断片の中からさらに断片をフィルタリングしてまとめ上げ専用の本棚(or記憶)を自分で構築することだ。この段階でソーシャルに頼ってはいけない。
Unknown
(
Unknown
)
2008-06-23 23:55:00
「ダラダラ長いからCD売れない」――丸山茂雄“47秒・着うた専用曲”の必要性を語る
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/06/news089.html
「最近の音楽は“素人芸”。ダラダラ長過ぎて面白くないからCDが売れない。ビートルズの時代のように、ワンコーラス1分以内で作り、着うた配信すれば売れるはず」――SME元社長の丸山茂雄氏が流行歌の現状と、次世代の音楽を語る。
2007年04月06日 17時26分 更新
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コンピュータにたとえれば、検索エンジンのようなデータベースは「外部記憶装置」で、その拡張によって単純な暗記力は大した意味がなくなるでしょう。しかし情報がだれにでも利用可能になったことで、CPUと直結した「主記憶装置」の能力が問われるようになる。いちいち辞書を引いていては英会話ができないように、主記憶に入っているのと外部記憶に入っているのとでは意味が違います。だから教育も、ググればわかるような知識を教えるのはやめ、本質的な知識と思考力を育てるべきだと思います。
>>本質的な知識と思考力
現代人には、この抽象的な表現を自分の人生経験や性癖と結びつけ、自分にとって生き抜くのに最も有利な戦略を作り出す能力が不可欠になってくると思います。
Googleの出現で知識の単純な所有には意味が無くなりました。その代わりに、その知識に付加価値を与え世の中に発信・貢献する能力が問われる時代になると思います。適切な付加価値を知識に与えるためにはその知識が本質的か否かを判断する深い思考力が不可欠になります。
以上、抽象的な内容になってしまいましたが、言いたいことは、これからの時代は「全ての人々がモチベーションさえあれば過去の巨人達の肩に自由に登り世界を見渡し知識を広げる競争を行える」ことになると思います。自分はすばらしいことだと思います。
体力の面でも、昔は歩いて本州を移動していたのだから、現代人は彼らよりも体力は劣化したのでしょうね。
>データベースは「外部記憶装置」で、その拡張によ
>って単純な暗記力は大した意味がなくなるでしょう。
>しかし情報がだれにでも利用可能になったことで、
>CPUと直結した「主記憶装置」の能力が問われるように
>なる。いちいち辞書を引いていては英会話ができない
>ように、主記憶に入っているのと外部記憶に入って
>いるのとでは意味が違います。だから教育も、ググれば
>わかるような知識を教えるのはやめ、本質的な知識と
>思考力を育てるべきだと思います。
これは、ネットの時代でなくても以前からずっと繰り返されてきた台詞だと思います。
今の教育はググればわかるような知識を教えているのか否か、教えているとすれば、生徒等はググればそれだけで“今の教育”を受けたのと同じ効果を得られるのか否か、どうお考えでしょうか?
また、「本質的な知識と思考力」を育てることが、もしネットにおいて可能となったとするなら(例えば、グーグルがそういうサービスをコンピュータにより自動的に提供できる技術を開発したら)、それが教育と言えるか否か、どう考えられているのかな、ということも少し気になります。
今回の話題はいまいち趣旨がとらえきれませんでした。自身の勉強不足かもです・・・
これまで一般人は、マスメディアの垂れ流す恣意的な(あるいは単に下らない)情報セットをただ一方的に受け入れていました。出版物も学校でもそうです。その後遺症として、地球温暖化といい、農業自給率といい、従軍慰安婦といい…未だにメディアの洗脳から抜け切っていない人がたくさんいます。
ネット時代では情報が断片化し玉石混合になりますので、それらを精査してインテリジェントのレベルに昇華する能力が問われます。以前のように、ただ相手の言うことを無批判に受け入れるだけではダメです。その意味では、グーグルで人がバカになるのではなく、グーグルの出現によってバカか否かがはっきりする時代になったと言うべきではないでしょうか。
情報を知識に変換する理解力までは、ググッても分かりませんからね
コピペするだけなら猿でも出来るだろうし
現状では検索キーワードからは断片的な知識しか得られないが、分野によっては、ここで読書ほどの時間を費やすことで圧倒的多数の断片の中からさらに断片をフィルタリングしてまとめ上げ専用の本棚(or記憶)を自分で構築することだ。この段階でソーシャルに頼ってはいけない。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0704/06/news089.html
「最近の音楽は“素人芸”。ダラダラ長過ぎて面白くないからCDが売れない。ビートルズの時代のように、ワンコーラス1分以内で作り、着うた配信すれば売れるはず」――SME元社長の丸山茂雄氏が流行歌の現状と、次世代の音楽を語る。
2007年04月06日 17時26分 更新
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